2016年10月1日(土)
責任の所在は誰?
中野公認会計士通信 vol.71 2016年10月号

  こんにちは。公認会計士・税理士の中野利孝です。
  いつも大変お世話になり、ありがとうございます。
 

<責任の所在は誰?>
 昨今話題の豊洲市場の土壌汚染問題、誰が地下に空間を作る意思決定をしたのでしょうか、責任の所在がわからないみたいです。石原前知事は盛り土からの変更の事実を知らないと主張しています。役人の責任者である市場長も同様です。部下である役人が勝手に変更したのでしょうか。
 もともと役人という仕組みはあるルールに従って仕事をしていれば、役人個人は責任を負わないということになっています。役人個人に責任が問われるのは、ルールを守らなかった場合だけです。
 では、盛り土をするという当初の委員会が決めた事柄を守らなければならないというルールがあったのでしょうか。仮に、そのようなルールがなかった場合、委員会が決めたことに従わなかったことで役人個人の責任が問えるのでしょうか。このことについては、役人側も承知の上で、自分たちの仕事の公正性を担保するために自分たちに都合のよい委員を選んだ委員会を設置して、責任の所在を委員会に移転させているのではないでしょうか。
 このような役人が、自分たちの仕事をやりやすくするために、ルールの狭間と無責任体制の仕組みを利用した結果が、今回の問題の本質なのではないでしょうか。

<10月の実務>
・社会保険料の定時改訂(10月分の給料引き社会保険料から)

<今月の経営のヒント> 
 何事も工夫しなければ続きません。工夫すれば楽しくなります。楽しくなると続き
ます。続けられれば、身につきます(鍵山秀三郎)。

ここでクリア