2014年12月1日(月)
なぜ遺言をためらうのか
中野公認会計士通信 vol.49 2014年12月号

  こんにちは。公認会計士・税理士の中野利孝です。
  いつも大変お世話になり、ありがとうございます。
 

<なぜ遺言をためらうのか>
  仕事柄、相続に関する仕事で不思議に感じることがあります。それは、遺言することをためらう方が多いことです。
  その理由はおおむね次のようなことです。
1.いま遺言書を作る必要性を感じない
2.うちは大丈夫と思っている
3.うちは財産がないから関係ないと思っている
 まず、1の理由についてですが、病気は急に悪化する場合があります。遺言すべきタイミングは本人がまだまだ大丈夫と思っている状態がベストなのではないでしょうか。次に、2の理由についてですが、兄弟は他人の始まりというように、相続に関して争いを延々と繰り返している事例を数多く見てきました。「うちは大丈夫」ではないのです。最後に、3の理由についてですが、財産が全くない場合はいいのですが、自宅だけが唯一の財産でそこに長男が同居していたような場合は、財産が多くある方より相続争いが激化する可能性があります。
 相続財産は、あくまで亡くなった方の財産です。相続人に自分の遺志を明らかにし、自分の財産をできるだけ有効利用できるような道筋を残していくべきではないでしょうか。

<12月の実務>
・年末調整(通勤定期代の取扱いに注意)

<今月の経営のヒント>
仕事のできない人の常套手段は『あとで』である(飯塚保人)。
ここでクリア