2014年11月1日(土)
太陽光発電と信義則
中野公認会計士通信 vol.48 2014年11月号

  こんにちは。公認会計士・税理士の中野利孝です。
  いつも大変お世話になり、ありがとうございます。
 

<太陽光発電と信義則>
九電の太陽光発電買い取り制度が混乱しています。ある自営業男性は、太陽光発電への設備投資に銀行から1億円を借り入れ、既に土地購入と造成で5千万円を使ったそうです。「九電の営業担当者の『大丈夫』という言葉を信じて投資したのに…。
この事件を聞いたとき、昔、民法で勉強した判例を思い出しました。その判例は、歯科医が開業しようとして建設会社にあれこれと指示していた事案です。正式に契約はしていなかったものの、建設会社は歯科医との契約締結を前提に相当の出費をしていました。裁判所は、信義則を根拠に、建設会社の歯科医に対する損害賠償請求を認めました。契約する意思がない場合には、その旨を早く伝えるべきとの趣旨です。
大企業が、いきなり理不尽な対応をする。封建時代のような対応ですね。契約により収益を得ている会社なのに、1社独占状態が続いており、何でも自分の思うとおりになると考えている。これが問題の根本原因なのかもしれませんね。

<11月の実務>
・12月の年末調整の準備。

<今月の経営のヒント> 
人間は素晴らしい夢を心に抱いたとき一生懸命に努力する(田坂広志)。
ここでクリア