2013年4月1日(月)
金融円滑化法終了とキャッシュフロー経営について
中野公認会計士通信 vol.29 2013年4月号

  こんにちは。公認会計士・税理士の中野利孝です。
  いつも大変お世話になり、ありがとうございます。

 
<金融円滑化法終了とキャッシュフロー経営について>
3月31日をもって金融円滑化法が終了しました。返済猶予を受けていた企業は、今後、金融機関からどのような扱いを受けるのか心配でしょう。
では、現在、ご自身の企業はどのような状態なのでしょうか。
企業の状態は、次の3つの状態に分類されます。
@ 営業で獲得したキャッシュ・フロー(利益+償却費)>借入金の返済額
A 0<営業で獲得したキャッシュ・フロー(利益+償却費)<借入金の返済額
B 0>営業で獲得したキャッシュ・フロー(利益+償却費)
企業に内部留保や社長個人の余裕資金がない場合、AやBの状態になると、金融機関への借入金の返済は困難になります
Aの状態であれば、金融機関としては利息の受け取りが見込めるのですから、金融機関が企業にそれほど冷たい態度をとるとは思えません。
しかし、Bの状態になっており、今後改善する見込みがないような企業を存続させるには、金融機関は返済してもらえるかどうかわからないような融資を続けていかなければなりません。このような関係を長引かせることは双方のためにもなりませんから、金融機関は、今後その関係継続の見切りを早くするのではないかということです。
結局、大事なことは、いかに良いキャッシュ・フロー経営を行っていくかということですね。

<4月の実務>
・3月決算法人の決算処理

<今月の経営のヒント> 
 周囲の人から、それなりの評判を得るには、20年かかる。だが、その評判は、5分で崩れる事がある。そのことを頭に入れておけば、今後の生き方が変わるはずだ。(ウォーレン・バフェット)
ここでクリア