2012年1月1日(日)
金融機関の経営指導
中野公認会計士通信 vol.14 2012年1月号

 こんにちは。公認会計士・税理士の中野利孝です。
 新年あけましておめでとうございます。
 いつも大変お世話になり、ありがとうございます。
 本年もどうぞよろしくおねがいします。

<金融機関の経営指導>
「地域経済の活性化や健全な発展のためには、地域の中小企業等が事業拡大や経営改善等を通じて経済活動を活性化していくとともに、地域金融機関を含めた地域の関係者が連携・協力しながら中小企業等の経営努力を積極的に支援していくことが重要である。なかでも、地域の情報ネットワークの要であり、人材やノウハウを有する地域金融機関においては、資金供給者としての役割にとどまらず、地域の中小企業等に対する経営支援や地域経済の活性化に積極的に貢献していくことが強く期待されている。」
以上は、地域の金融機関に向けての金融庁の監督指針です。
しかし、再生を目指している中小企業の現実の状況を見てみると、いかに理想と現実が乖離しているか、そのことをお役人は理解しているのでしょうか。
金融機関は中小企業の実態を見ないで返すことのできない貸付を行う。借金まみれになった中小企業は、わずかばかりの外部環境の変化で資金繰りが悪化し、借入金の返済が不可能になる。そうなると金融機関は、連日のごとく貸付金の取立に中小企業に出向き、中小企業は仕事どころではなくなる。まれに、中小企業が経営改善を実行し、やっとの思いでキャッシュ・フローがでてきたとしても、そのわずかばかりのキャッシュ・フローでは話にならないと、担保不動産の競売を示唆しつつ、何も経営指導を行わないばかりか、かえって経営の邪魔をする。
過去の借入金を棒引きしろとは言いませんが、企業を再生させるためにはそれに近い施策が必要なのではないでしょうか。金融機関は、本来、貸さなくてもよい、返ってくる目途のないお金を貸しているのですから。

<1月の実務>
・源泉所得税の納付(納期の特例)
・給与支払報告書の市町村への送付
・法定調書合計表の税務署への送付
・償却資産税の申告・納付

<今月の経営のヒント> 
人生とは今日一日のことである(デール・カーネギー)。
ここでクリア