2011年5月3日(火)
経営改善計画も、楽観的に考えて作成するのですか?
中野公認会計士通信 vol.6 2011年5月号

 こんにちは。公認会計士・税理士の中野利孝です。
 いつも大変お世話になり、ありがとうございます。
 3月決算、いよいよ佳境ですね。ゴールデンウィークが終われば5月中旬、本当に月日が過ぎるのは早いものです。ただ、仕事は一歩一歩着実に、仕事をスムーズに進めるための鉄則ですね。

<経営改善計画も、楽観的に考えて作成するのですか?>
 借りたものは返す。簡単なようで難しいことですね。借金を返すためには、経営を改善し、利益を計上しなくてはなりません。利益を売上の10%計上する、言い換えれば、利益率10%計上するということは、簡単に言えば、「コスト(原価+経費)が売上の90%以内に抑えられている」という状態のことです。本当に簡単ですが、すべてはここから始まるのです。
 どうすればその状態にできるかということから「創意と工夫」が生まれます。「儲からない仕組み」で努力しても永遠に利益は出ません。「儲かる仕組み」を創りましょう。そのために、人を変えるのか。物を変えるのか。やり方を変えるのか。
ポイント1.「本業の収益性改善」こそが第一課題である。
ポイント2.収益の源泉は「粗利益」。粗利益は、「仕事の成果」でなければならない。
ポイント3.粗利益率は、事業・商品・サービス毎に分解して実績を分析する。
ポイント4.粗利益目標実現のための施策を明確にする。
ポイント5.粗利益目標実現のための体制(組織・人材)を明確にする。
 特に、ポイント3.が把握できていますか。「把握するための、時間も人材もないので・・・」、社長からよく聞く言葉ですね。いつまでも勘に頼って経営するのですね。でも、人は誰しも、現実を直面せず、楽観的に考えるものなのですが・・・。

<5月の実務>
1.3月決算法人の申告・納付


<今月の経営のヒント> 
 薔薇はなぜという理由もなく咲いている。薔薇はただ咲くべく咲いている。薔薇は自分自身を気にしない。人が見ているかどうかも問題にしない。(シレジウス)
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